はじめに
サロンのページを見て、
「ここを直した方がいい」
とお伝えすること自体は、それほど難しいことではありません。
でも私は、公開添削で本当に届けたいのは「正解」だけではないと思っています。
なぜ、ここを変えるのか。
何を基準に判断するのか。
変えた後に、何を見て次の改善につなげるのか。
その考え方まで共有することに、公開添削を続ける意味があると考えています。
サロンごとに「正解」は違う
美容サロンは、一店舗ずつ違います。
ターゲットも違えば、メニューも、価格も、強みも違います。
例えば、あるサロンで成果につながった写真を、
そのまま別のサロンで使えば同じ結果になるとは限りません。
大切なのは、
「この場合はがこれ」
と覚えることではなく、
「なぜこのサロンでは、このやり方を選ぶのか」
を理解することです。
誰に来ていただきたいのか。
そのお客様に何を期待してほしいのか。
どのような価値を伝えたいのか。
この判断基準が分かれば、自分のサロンにも応用できるようになります。
添削で伝えたいのは「改善する力」
私は13年間のサロン経営の中で、
一つ試して結果を見る。
うまくいかなければ変える。
うまくいったら、なぜうまくいったのかを考える。
その繰り返しを続けてきました。
経営は、一度ページを完成させたら終わりではありません。
お客様の反応を見る。
数字を見る。
伝わっていない部分があれば変える。
そして、また結果を見る。
この積み重ねによって、少しずつ自分のサロンに合った形へ近づいていきます。
だから公開添削でも、
「ここをこうしてください」
だけで終わらせたくありません。
なぜ変えるのかまで理解していただくことで、
次に別の課題が出てきたとき、自分で考え、改善できるようになる。
私は、その力の方が長いサロン経営では大切だと思っています。
一つの事例から、見えることが増えていく
公開添削を一度だけではなく続けていくことで、
さまざまなサロンの課題を見ることができます。
あるサロンでは、ターゲットが伝わっていない。
別のサロンでは、技術の説明は十分なのに、お客様が来店した先に得られる未来が伝わっていない。
また別のサロンでは、写真と文章から受ける印象が一致していない。
一つの事例だけでは、自分のサロンとは違うと感じる方もいるかもしれません。
でも、いくつもの事例を見ることで、
「私のサロンにも同じところがあるかもしれない」
「前回とは違うケースだけれど、考え方は使えそう」
と、自分の経営に置き換えられるポイントが増えていきます。
公開添削を重ねることは、単に事例の数を増やすことではありません。
改善するときの「見る視点」を増やしていくことだと思っています。
より多くの方へ届けるために
私は、美容業界で頑張る方が、経営のことで夢を諦めなくていい未来をつくりたいと思っています。
技術がある方が正しく選ばれ、努力している方がきちんと報われる。
そのために、13年間サロンを経営して学んできたことを、
一人でも多くの美容サロンオーナーさんへ届けていきたいと考えています。
でも、私一人が直接関われる人数には限りがあります。
だからこそ、一つの添削を一人だけへのアドバイスで終わらせず、
そこにある考え方を多くの方と共有していく。
公開添削を続けることも、私にできる届け方の一つだと思っています。
おわりに
私が公開添削を続けたいのは、
一つひとつの添削事例を通して、
どこを見るのか。
なぜ変えるのか。
何を基準に判断するのか。
その考え方を共有したいからです。
誰かの添削を見るときは、ぜひ、
「このサロンのどこが悪いのだろう?」ではなく、
「この考え方を自分のサロンならどう使えるだろう?」
という視点で見てみてください。
その視点が身につけば、
新しい課題が出てきても、自分で改善を続けられるようになります。
次回は、
「反響が大きかった改善ポイント3選」
についてお伝えします。

